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20170424 作成|20190730 更新

2017-2019 酒井泰斗・毛利康俊1 論文執筆準備作業 進捗報告互助会:所有

趣旨 作業課題 報告会概要 参加資格と参加申込 検討候補文献
Niklas Luhmann, Theorie der Gesellschaft

趣旨

毛利康俊『社会の音響学:ルーマン派システム論から法現象を見る』
  1. researchmap。西南学院大学 法学部教授。京都大学大学院法学研究科単位取得退学(1996年)
    著書に 『社会の音響学:ルーマン派システム論から法現象を見る』勁草書房 2014年)がある。この著作では、ルーマンの理論を法秩序論の方法論として再構成し、若干の応用例を示した。
    最近では、システム論や推論主義意味論の観点から、法的思考・法解釈学の実態を適切に記述し、位置づけることを試みている。

作業課題とスケジュール概要

作業課題(第二期:2019年5月から)

木庭 顕(2017)『新版 ローマ法案内:現代の法律家のために』 勁草書房
* 主として下記著作を使用します。参加者は各自用意してください。
  1. 木庭 顕(2010/2017)『ローマ法案内:現代の法律家のために』(羽鳥書店勁草書房

作業課題(第一期:2019年3月まで)

  1. 大黒岳彦(2006)『〈メディア〉の哲学──ルーマン社会システム論の射程と限界』、nn頁

報告会概要

参加資格と参加申込

参加資格

参加申込

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文献

第二期 進捗報告互助会の検討候補

  1. 木庭 顕 (2017)『新版 ローマ法案内』勁草書房
  2. ルーマン(1988)『社会の経済』参照文献

    第五章「資本と労働」

    II〈資本/労働〉区別の意味論的来歴について:マルクス主義とは何だったのか
  3. ミラボー
  4. テュルゴー
  5. ハリス
  6. 注09 チャールズ・ホール(1805)『ヨーロッパの人々への文明の影響』
  7. 注12 トマス・ホジキンスン(1825)『資本の主張に対する労働の弁護』
  8. V
  9. 注20 ヤノーシュ・コルナイ『反均衡と不足の経済学 (1983年)』
  10. 第六章「稀少性」

    I 稀少性の自己言及性
  11. 注14 ルーマン「社会・宗教・意味」in (1990)『自己言及性試論』
  12. 注11, 18 ポール・デュムシェル&ジャン・ピエール デュピュイ『物の地獄―ルネ・ジラールと経済の論理』 法政大学出版局
  13. II 道徳経済/貨幣経済
  14. 注20 George M. Foster, 1965, Peasant Society and the Image of Limited Good. https://www.jstor.org/stable/668247 George M. Foster, 1967, Tzintzuntzan: Mexican Peasants in a Changing World.
  15. 注21 道徳経済:スコット、ジェームス(1976→1999)『モーラル・エコノミー―東南アジアの農民叛乱と生存維持』高橋彰 訳、筑摩書房
  16. 注22 ポランニー
  17. 注22 ルイ・デュモン
  18. ルイ デュモン()『個人主義論考―近代イデオロギーについての人類学的展望』
  19. III コミュニケーション・メディアとしての所有/偶発性定式としての稀少性
  20. 注27 マーシャル・サーリンズ(1974→1984)『石器時代の経済学』法政大学出版局
  21. 注32 エルマン・サーヴィス(1966)『現代文化人類学2 狩猟民 (1972年)』 鹿島研究所出版会
  22. 注35 ジョン・G・A・ポーコック(1979→1993)「所有の流動性と18世紀社会学の興隆」 in 『徳・商業・歴史』
  23. 注36 Dietmar Willoweit, Dominium und Proprietas: Zur Entwicklung des Eigentumsbegriffs in der mittelalterlichen und neuzeitlichen Rechtswissenschaft, Historisches Jahrbuch (1974)
  24. IV 稀少性概念の変容:貨幣による二次コード化と貨幣による稀少性の二重化
  25. 注48,51  ヒューム『政治論集』
  26. V 二次コード化によって可能となった諸々のパラドクス緩和策について
  27. 注50 Nicholas Xenos, 'Classical Political Economy: The Apolitical Discourse of Civil Society', Humanities in Society, 3 (1980), 229-42.
  28. ライヘンバッハ
  29. 注63 ポランニー『経済の文明史』: 貨幣鋳造の登場
  30. 注64 Pierre-Paul Le Mercier de la Rivière de Saint-Médard, 1767, L'Ordre Naturel Et Essentiel Des Sociétés Politiques. :重農主義の法解釈
  31. 注65 モートン・J. ホーウィッツ(1977→1996)『現代アメリカ法の歴史 (アメリカ法ベーシックス)』 樋口範雄訳、弘文堂:アメリカ慣習法における所有概念の拡張について。
  32. VI 労働
  33. 注71 マーシャル・サーリンズ(1968→1972)『現代文化人類学5 部族民 (1972年)』青木 保訳、鹿島研究所出版会:所有の観念が変わるとと労働が増える。
  34. 注73 J. H. ブーケ(1953→1979)『二重経済論―インドネシア社会における経済構造分析 (1979年)』 永易浩一訳、秋菫書房:遠隔地で豊作のときに労働価格が上昇する謎現象について。
  35. 注74 ジョセフ・ハリス(1757→1975)『貨幣・鋳貨論 (初期イギリス経済学古典選集)』 小林昇訳、東京大学出版会: 裕福な国の方が労働は多い説。
  36. VII コード化/プログラム化

    ルーマン(1993)『社会の法』参照文献

    ルーマン『社会の政治』参照文献

    ルーマン『社会の宗教』参照文献

    ルーマン(1997)『社会の社会』参照文献

    ルーマン「所有権の起源とその正統性──歴史的概観」参照文献

    その他

    モラル・エコノミー

  37. 音無通宏(1998)「モラル・エコノミーとポリティカル・エコノミー」 経済学史学会年報 36(36), 26-39, 1998
  38. 中澤信彦(1999)「「モラル・エコノミー」とアダム・スミス研究」 『関西大学経済論集』(関西大学経済学会)第48巻第4号, 1999. 3, pp.55-71
  39. 田中秀夫(2002)「18世紀ブリテンにおける社会秩序観の転換── モラル・エコノミーとポリティカル・エコノミー」『地域と社会』第5号、大阪商業大学比較地域研究所
  40. 安藤裕介(2014)『商業・専制・世論―フランス啓蒙の「政治経済学」と統治原理の転換』創文社
  41. 人類学
  42. クロード・メイヤスー(1975→1977)『家族制共同体の理論―経済人類学の課題 (1977年)』 筑摩書房

第一期進捗報告互助会で検討したもの

    第1回
  1. 高橋徹「機能システムのインターフェース、あるいは自立する周辺」 高橋徹・小松丈晃・春日淳一 『滲透するルーマン理論:機能分化論からの展望』文眞堂、2013年。
  2. Detlef Krause, Luhmann - Lexikon. Eine Einführung in das Gesamtwerk von Niklas Luhmann, 1996.
  3. クラウディオ・バラルディ、エレーナ・エスポジト、ジャンカルロ・コルシ『GLU―ニクラス・ルーマン社会システム理論用語集』 国文社, (1997→)2013.
  4. 第二回
  5. 山下和也『オートポイエーシス論入門』ミネルヴァ書房, 2010. (目次)
  6. 上村隆広「機能システムの構造的カップリング:「法と政治」に関する社会システム理論的考察のために(1-3)」 大阪府立大学紀要 人文・社会科学 56, 57 & 60, 2008, 2009 & 2012.
  7. 第四回
  8. ルーマン(1993)『社会の法』
  9. ルーマン(2000)『社会の政治』
  10. 第五回
  11. Luhmann, Niklas (1988), "Closure and Openness: On Reality in the World of Law", in: Gunther Teubner (ed.), Autopoietic Law: A New Approach to Law and Society, Walter de Gruyter.

第一期検討候補

この欄は随時更新予定。

    論文

  1. 高橋徹「構造的カップリングの問題性」 in 佐藤勉編『コミュニケーションと社会システム―パーソンズ・ハーバーマス・ルーマン』 恒星社厚生閣, 1997.
  2. 赤堀三郎「構造的カップリングとセカンド・オーダーの観察:いかにして社会システムを「観察」するか」 ソシオロゴス 21, 1997.
  3. 山田信行「社会理論の説明形式──「コンティンジェンシー」をいかに処理するか」関西学院大学社会学部紀要 84, 2000.
  4. 井本佳宏「戦前期に置ける女子中等教育システムの形成とその構造──システム理論からのアプローチ」 東北大学大学院教育学研究科研究年報 55-1, 2006.
  5. 清水 たくみ・井庭 崇「Web2.0時代における創造のマネジメント」 情報社会学会誌 2-2, 2007.
  6. 川村仁子「グローバルな政治における政治思想の位置と機能─オートポイエーティック・システム理論分析の適用可能性に関する考察」立命館国際研究 21(2), 2008.
  7. 上村隆広「機能システムの構造的カップリング:「法と政治」に関する社会システム理論的考察のために(1-3)」 大阪府立大学紀要 人文・社会科学 56, 57 & 60, 2008, 2009 & 2012.
  8. ラルフ・ポッシャー「タブーとしての人間の尊厳」 比較法雑誌 46(4), 2013.
  9. 真鍋貞樹「社会システム間の相対的自律性」 拓殖大学政治行政研究 7, 2016.
  10. 高橋徹「機能システムのインターフェース、あるいは自立する周辺」 高橋徹・小松丈晃・春日淳一 『滲透するルーマン理論:機能分化論からの展望』文眞堂、2013年。
  11. 書籍

  12. マツラナ&バレラ『知恵の樹―生きている世界はどのようにして生まれるのか』 ちくま学芸文庫, (1987→)1987/1997.
  13. クニール、ナセヒ『ルーマン社会システム理論』 新泉社, 1995.
  14. Detlef Krause, Luhmann - Lexikon. Eine Einführung in das Gesamtwerk von Niklas Luhmann, 1996.
  15. クラウディオ・バラルディ、エレーナ・エスポジト、ジャンカルロ・コルシ『GLU―ニクラス・ルーマン社会システム理論用語集』 国文社, (1997→)2013.
  16. 永井俊哉『システム論研究序説』, 自費出版(?), 1997?/2015.
  17. 福井康太『法理論のルーマン』 勁草書房, 2002.(第七章 法の構造的カップリング)
  18. M. King & C. Thornhill, Niklas Luhmann's Theory of Politics and Law, Palgrave Macmillan UK, 2003
  19. ルック・チオンピ『基盤としての情動―フラクタル感情論理の構想』 学樹書院, 2005.
  20. 大黒岳彦『〈メディア〉の哲学──ルーマン社会システム論の射程と限界』 NTT出版, 2006.
  21. 河本英夫『システム現象学―オートポイエーシスの第四領域』 新曜社, 2006.
  22. 西垣 通『続 基礎情報学―「生命的組織」のために』 NTT出版, 2008.
  23. 山下和也『オートポイエーシスの世界―新しい世界の見方』 近代文芸社, 2004.
  24. 山下和也『オートポイエーシスの倫理―新しい倫理の考え方』 近代文芸社, 2005.
  25. 山下和也『オートポイエーシスの教育―新しい教育のあり方』 近代文芸社, 2007.
  26. 山下和也『オートポイエーシス論入門』ミネルヴァ書房, 2010. (目次)
  27. 河本英夫『臨床するオートポイエーシス:体験的世界の変容と再生』 青土社, 2010.
  28. 河本英夫『損傷したシステムはいかに創発・再生するか: オートポイエーシスの第五領域』 新曜社, 2014.
  29. 河本英夫(2017)『経験をリセットする:理論哲学から行為哲学へ』 青土社
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趣旨 作業課題 報告会概要 参加資格と参加申込 検討候補文献