金子良事 単著執筆準備作業 進捗報告互助会

趣旨

• 単著執筆へ向けた準備作業の進捗報告会への参加者を若干名募集します。

著者について

• （単著）『日本の賃金を歴史から考える』旬報社, 2013.
• 主な業績（大原社会問題研究所）
• blog、twitter

著作の課題とスケジュール概要

作業タイトル

• 「日本における社会政策の基礎的研究」

著作の課題

• 日本における社会政策の全体像を 歴史を踏まえて再構築する。
  • 歴史を重視することの意義1； 見えづらくなっている政策の関係を考察する際のヒントを与える（例：政策同士の関係あるいは同型の構造的な把握など）。
  • 歴史を重視することの意義2； 日本においては社会政策研究が社会科学の中でも早くに成立していたため、古い時代を見ると、専門分化する前の隣接領域が理解しやすくなる。同時に、今ではそれぞれの専門領域で忘れられている古い問いに触れたり、戦後に体系化された社会保障法研究や労働法研究とは別の視点で全体を見通すことを目指す。
  • 歴史を重視することの意義3； 戦後、オイルショック以前に福祉国家を構築しようとした先進諸国のうち、ヨーロッパやアメリカなどとは異なった展開を辿った経路を把握する。

構成

• 全体の研究史の流れを整理を第1章で行い、第2章では国家、社会、行政などの統治の仕組みを簡単に概観しながら、都市計画・国土計画、人口政策などの基本的な流れを整理する。
• 3章以降は大まかに四つのテーマを設定して進める。具体的には、労働、教育、医療、社会保障（各章）。ただし、このテーマはそれぞれに大きな流れを追うことが重要で、個別論点は別テーマで論じることがある。たとえば、労働市場政策は教育の新卒一括採用のところで説明するなど。

スケジュール概要

• 扱いたいテーマと作業課題
  • 医療（2016年11月）：　社会保障の文脈だと、保険とその持続可能性がメインになりがちだが、衛生行政が大きな影響を持っていたこと、優生政策の登場と展開などにも触れたい。衛生学や医療社会学と関連が深くなる？
  • 第2章（2017年 1月）：
    • 1） 全体を通じての前提的な知識の提示
    • 2） 都市計画の展開
      が二つの課題。特に1）で入れ込むべき論点を整理したい。
• 脱稿目標は2017年春。

参加資格と参加申込

参加資格

• 学術論考の草稿、配布資料などの取り扱い作法を ご存知の方
• 他参加者に対して、エントリーメールにおいて丁寧な自己紹介を行っていただける方　（不十分な場合、参加をお断りしたり、著名人との自認がある方だと判断させていただくことがあります）
• 会の場において、ほかの参加者の意見をよく聴き、適切な受け答えの出来る方
• 構想・草稿などのブラッシュアップに貢献できる方

参加申込

• 進捗報告・検討会の参加者を 5名程度（最大で10名）募集します。
• 参加希望の方は、下記項目を記し 件名を「金子研参加希望」としたメールをまでお送りください。
  • メールアドレス以外の情報は、参加者間で共有されます。
  • 会に関する連絡は Google Groups で行ないます。

	記載事項	注記
1	氏名	漢字＋フリガナ
2	Googleアカウントに登録しているメールアドレス	お持ちでない方は、こちらから作成してください：Google アカウントの作成
3	所属と専攻*	* 研究者以外の方は関心のある分野、バックグラウンドなどを記してください。
4	自己紹介	研究関心などをお書きください。