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20190228 作成|20190819 更新
酒井泰斗 『ルーマン解読(仮』執筆準備作業進捗報告互助会
趣旨
課題
報告会概要
参加資格と参加申込
趣旨
単著執筆準備作業進捗報告会への参加者を募集します。
※進捗報告互助会の開催は必ずしも実際の執筆ひいては完成ならびに刊行を保証するものではなく、「調べてみたところ特に書くべきことはなかった」、「進捗しなかった」などの場合も含め 諸事情を勘案した結果として執筆を取りやめる可能性があります。
著作の課題とスケジュール概要
課題
作業タイトル
理系人のための社会通念論──ニクラス・ルーマン解読
基本的な性格と想定読者
性格
一般向けの概説書
(学術書、社会学書ではない)
。社会学その他関連分野に関する知識を前提としない。
ルーマンの著作解説を通じて近現代社会の建前・お約束・通念との付き合い方を考える材料を提供する。
特に、こうした議論一般に触れることが少なく前提知識もまったくないが 多少は知りたいと希望しており、本を読むのが苦にならず、自分は まったく知らないことでも 誰かが面白がっていることであれば多少の忍耐力とチャリティを発揮して とりあえず聞いてみようかという程度の知的な好奇心を持つ理工系の学生向けに。
想定読者
地方国立大学理学部所属の2~3年生。著者自身が はじめてルーマンの著作を手にとった学部生当時に存在していてほしかった解説書を、過去の自分宛てに書く。
地方公立高校の社会科・国語科の教員。
想定初刷数:5,000
※参考文書:酒井泰斗
「知の巨人たち:ニクラス・ルーマン」
αシノドス 第249+250号, 2018年8月.
著作の課題
基本方針
本企画では、ルーマンの仕事を「素人による独自研究」として扱う。言い換えると、ルーマンの残したテクスト群を、学術研究のためのきちんとした訓練を受けていない素人が残した「筋道だった思いつきの集積」として扱う。
「まともな学術研究」を適切に扱うこと
よりも
「素人の思いつき」を適切に扱うこと
の方が 難易度は遥かに高い。それには単なる通常の学術的な作法やスキルではまったく間に合わない
1
。本書が取り組むのはそうした課題──まともならざるものの評価──である。
こうした観点からいえば ルーマンは、「自分が専門的訓練を受けたわけではない複数にわたる領域の 膨大な学問的知見と いかに系統だった仕方で付き合うか」という課題に 長期にわたって取り組んだ先達であり、その仕事のやり方は──お手本とすることは まるでできないが──反面教師として検討する価値がある。
ルーマンの作業に何が足りないために読者に趣旨が伝わらないのか
まともな論考にするにはどんな情報を足せばよいのか
それにたどり着くためにどんな情報探索をすればよいのか
揃えたパーツをどのような順序で配置すればよかったのか──といった点にも触れ、〈独学者の学習作法書〉としての性格も備えたものにしたい。
2つの焦点
我々は、我々が生きている この社会を 適切に表現できる言葉を まだ持っていない。これがルーマンの見ていた問題であり、それに対するルーマンなりの
2
回答案が「社会理論の構築」であった。
そこでルーマンが実際におこなった作業は、現代社会におけるポピュラーな社会現象を一つ一つとりあげ、「それがポピュラーな社会とは どのようなものであるのか」という問いを立てて部分的な記述を積み重ねていくことであった。したがってルーマンの仕事は「建前や社会通念の反省的検討」という性格をもつ。本企画は その側面に照準する。
その研究構想が全体として狙っているのは、抽象的にいえば、「過去
3
から自由になるために歴史を学ぶ」という──ごくありふれた・きわめて凡庸な──目標である。そして、この目標の実現のために使った道具立てや発想のほとんども ごくごくありふれたものである。それを確認しつつ、そこからどうして あのような異様なテクスト群が登場してくるのかを辿る。
著作の基盤
ルーマン理論の
骨格
は古典的な社会学理論のパーツを組み合わせてつくられているが、その
肉付け
には行動科学の知見が使われている。
本書は、主として後者に定位し
4
、ルーマンが実際に参照した行動科学の諸知見のなかから、特にルーマン理論全体の概観に資するもの幾つかを選んで紹介するとともに、それと関係づけながらルーマンの議論を解説する。
なかでも ①ルーマン理論の形成に直接の大きな影響を与え、また②行動科学から認知科学への歴史的転回を見て取りやすいハーバート・サイモンを重く扱う。
懸案
トピックの解説か著作の解説か。
既存の解説書群は ほとんどがトピックベース。これの欠点は著者の見解・力量に大きく左右されすぎること。
その点では「著作紹介」ベースのほうがまだ著者の違いによるブレは少なくできそう。にしても、結局は一冊のごく部分しか紹介できない。
ルーマンが活用した対照軸、たとえば
精神科学と行動科学|規範科学と経験科学|決定工学とシステム理論
生活世界と技術
人格的個人と機能分化
ゼマンティクと社会システム
などのうち、どれを選んで著作の骨格をつくるか。
単なる通常の学術的な作法やスキルで可能なのは、学術的にまともではないものに対して「これは学術的にまともではない」と判断することまでであろう。
このように定式化してみると、それは、同じこの問題に ルーマンとは別のやり方でも答えられるかもしれないことを示唆してもいる。
ルーマンのテクストにおいて、それはしばしば「旧いヨーロッパの思惟伝統」と呼ばれる。
前者については、特にジンメル(加えてゴフマン)に絞って扱う。
ページ上部へ
スケジュール
「サイモンのほうから到達できる範囲におけるルーマン」を描くのに2年。
ほかのパーツにどのくらい時間がかかるのかはわからない。
報告会概要
開催時期: 2019年4月13日(土)以降、二ヶ月に1度(?)のペースで平日夜もしくは休日正午付近に都内にて開催。
(開催日は
「進捗報告互助会一覧」
参照のこと)
会 場 : 東京都内 + web
参加資格と参加申込
参加資格
ルーマンの議論をよくは知らないが多少の関心はある方。
配布資料・草稿などの取り扱い作法を ご存知の方
エントリーメールにおいて 他参加者に対する丁寧な自己紹介を行っていただける方
(不十分な場合、参加をお断りしたり、著名人との自認がある方だと判断させていただくことがあります)
会の場において、ほかの参加者の意見をよく聴き、適切な受け答えの出来る方
構想・草稿などのブラッシュアップに貢献できる方
参加申込
進捗報告・検討会の参加者を
10名程度
(最大で20名)
募集します。
参加希望の方は、下記項目を記し 件名を
「ルーマン祭り参加希望」
としたメールを
までお送りください
。
メールアドレス以外の情報は、参加者間で共有されます。
会に関する連絡は Google Groups で行ないます。
記載事項
注記
1
氏名
漢字+フリガナ
2
Googleアカウントに登録しているメールアドレス
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3
所属と専攻*
* 研究者以外の方は関心のある分野、バックグラウンドなどを記してください。
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自己紹介
研究関心などをお書きください。
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