出典: Ebony, September 22, 1967
※日本に暮らす黒人系混血児についての黒人系雑誌Ebonyの特集号
趣旨
- 単著執筆へ向けた準備作業の進捗報告会への参加者を若干名募集します。
著者について
- 大阪公立大学特別研究員PD。法政大学・早稲田大学・立教大学兼任講師。
- 主要業績:
- 有賀ゆうアニース,2022,「戦後「混血児問題」における〈反人種差別規範〉の形成――「混血児」概念の用法と文脈に着目して」『社会学評論』72(5): 154-171.(第19回日本社会学会奨励賞「論文の部」受賞作)
- Sato, Yuna, Yu-Anis Aruga, and Sayaka Osanami-Törngren., 2023, "Reimagining Japan through the experiences of mixed Japanese," Tanaka, Kimiko and Selin, Helaineed., eds., Gender, Safety, Inequality: Key Challenges for Japan, Springer, 293-308.
- 有賀ゆうアニース,2023,「戦後日本における「混血児」の国際養子縁組事業の成立と展開」 『移民研究年報』29: 73-86.
- 有賀ゆうアニース,近刊,「「混血児」としての経験と累積する差別――連合国軍軍人・軍属を父に持つ人びとの生活史の質的分析から」 『年報社会学論集』37.
著作の課題とスケジュール概要
作業タイトル
著作の課題
- 主に1940年代後半から1960年代にかけての日本における「混血児問題」の背景と経過を分析することで、戦後日本において人種的境界がどのように作動し、またそれがいかなる帰結をもたらしてきたかを明らかにすること。
著作の構成案
いずれも仮の章立て・タイトルなので修正の可能性が大いにあります。
序章 |
本研究の目的――「混血児問題」の歴史社会学 |
第1章 |
出生をめぐる推論と政策の編成――占領期初期における「混血(児)」 1945-46 |
第2章 |
児童福祉法体制の成立と運用――占領期中・後期における「混血児」 1946-51 |
第3章 |
主流としての統合,傍流としての分離――「混血児問題」と政策形成 1951-1953 |
第4章 |
統合・分離政策の運用と生活史の分岐――「混血児問題」の帰趨 1952- |
終章 |
結論――戦後日本と人種的境界 |
刊行にあたってクリアしなければならない課題だと考えているポイント
博士論文としては望ましいが書籍としては望ましくない特徴をうまく削ぎ落とすこと。特に、方法論や先行研究に関するパートを大幅に縮小して序章として統合・縮小すること。
執筆と報告会の概要
- 脱稿目標: 2025年4-5月 入稿、2025年11-12月 出版
- 進捗報告互助会スケジュール:キックオフを2024年5 or 6月に。以降隔月ペースで。
参加資格と参加申込
参加資格
- 学術論考の草稿、配布資料などの取り扱い作法を ご存知の方
- 他参加者に対して、エントリーメールにおいて丁寧な自己紹介を行っていただける方 (不十分な場合、参加をお断りしたり、著名人との自認がある方だと判断させていただくことがあります)
- 会の場において、ほかの参加者の意見をよく聴き、適切な受け答えの出来る方
- 構想・草稿などのブラッシュアップに貢献できる方
参加申込
- 進捗報告・検討会の参加者を 最大で20名 募集します。
- 参加希望の方は、下記項目を記し 件名を「有賀報告会参加希望」としたメールをまでお送りください。
- メールアドレス以外の情報は、参加者間で共有されます。
- 会に関する連絡は Google Groups で行ないます。
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記載事項 |
注記 |
1 |
氏名 |
漢字+フリガナ |
2 |
Googleアカウントに登録しているメールアドレス |
お持ちでない方は、こちらから作成してください:Google アカウントの作成 |
3 |
所属と専攻* |
* 研究者以外の方は関心のある分野、バックグラウンドなどを記してください。 |
4 |
自己紹介 |
研究関心などをお書きください。 |