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Luhmann Forum / Ethnomethodology: on the edge of nowhere
作成 20190531|更新 20190801

佐藤俊樹『社会科学と因果分析』読書会
佐藤俊樹『社会科学と因果分析』

読書会配布資料集:第三章「適合的因果の方法」

 この頁には、佐藤俊樹『社会科学と因果分析:ウェーバーの方法論から知の現在へ』読書会(2019年3月~8月) における担当者の配布資料を掲載しています。
 読書会第三回の開催日は2019年5月19日(日)、会場は東京大学本郷キャンパス工学部、担当者は 大賀 哲さん(政治学)、清水雄也さん(社会科学の哲学)、高艸 賢さん(社会学)の三名でした。

このページ:第三章「適合的因果の方法」
[第六回]歴史の一回性と因果――リッカートからフォン・クリースへ(1)
[第七回]適合的因果と反実仮想――リッカートからフォン・クリースへ(2)
[第八回]「法則論的/存在論的」――「客観的可能性」の考察(1)
[第九回]「事実」と知識――「客観的可能性」の考察(2)
[第一〇回]量子力学と経験論――「客観的可能性」の考察(3)
【コラム2】骰子の目の法則論(ノモロジー)と存在論(オントロジー)
※全資料
第一章 社会科学とは何か
第二章 百年の螺旋
第三章 適合的因果の方法
第四章 歴史と比較
第五章 社会の観察と因果分析
講 演:清水雄也「Johannes von Kriesの適合的因果論」
コメント:小野裕亮「佐藤俊樹(2019)『社会科学と因果分析』での von Kries『確率計算の諸原理』pp.107-108 が「文化科学」論文で参照指示されているという説について(第2版)」
読書会案内

[第八回]「法則論的/存在論的」――「客観的可能性」の考察(1)
担当:清水雄也(一橋大学大学院、社会科学の哲学)

Kries の適合的因果論については,現在,清水雄也(一橋大学大学院)と小林佑太(北海道大学大学院)による共著論文を準備している.講演資料と第3章配布資料(第8&9回:本ページ)で述べる Kries解釈に関して,詳しい説明はそちらの論文を参照されたい.

8.1.「客観性」論文におけるKries的術語群の理解(pp. 141-2)

8.2. 客観的可能性と適合的因果構成(pp. 142-4)

8.3. 法則論的知識/存在論的知識の可変性(pp. 144-6)

8.4. 存在論的知識の二重性(pp. 147-50)

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第九回 「事実」と知識——「客観的可能性」の考察(2)
担当:清水雄也(一橋大学大学院、社会科学の哲学)

9.1. 文化科学論文における法則論的知識/存在論的知識(pp. 153-6)

9.2. 文化科学論文におけるKriesの参照(pp. 156-8)

9.3. 法則論的知識の不完全性と遊隙の原理(pp. 158-60)

9.4. 法則論的知識と因果法則(pp. 160-3)

9.5. Weberの論述と現代の計量分析(pp. 163-4)

第十回 量子力学と経験論——「客観的可能性」の考察(3)
担当:高艸 賢(東京大学大学院、社会学)

10.1.

(t1時点で)存在論的 (t2時点で)法則論的 (t2時点で)存在論的 
黒体放射のスペクトル   エネルギー量子仮説   共鳴振動子(の量子性)
(ウィーンの公式からの数値のずれ)        
  1. 追記:「共鳴振動子」は「共鳴子振動」の間違いではないか、という指摘があった。

10.2.

10.3.

10.4.

10.5.

10.6.

  1. 追記:クリースは一般的にはカンティアンと見られているのでは? という指摘があった。

文献

Boltanski, Luc & Laurent Thévenot, 1991, De la justification: Les économies de la grandeur, Paris: Gallimard.(三浦直希訳,2007,『正当化の理論——偉大さのエコノミー』新曜社.)
Camic, Charles, Neil Gross & Michèle Lamont eds., 2011, Social Knowledge in the Making, Chicago: The University of Chicago Press.
Lynch, Michael, 1988, "Alfred Schutz and the Sociology of Science," Lester Embree ed., Worldly Phenomenology: The Continuing Influence of Alfred Schutz on North American Human Science, Washington, D.C.: University Press of America, 71–100.
森川剛光,2000,「理念型の再解釈」『三田学会雑誌』93(1): 189–217.
向井守,1997,『マックス・ウェーバーの科学論——ディルタイからウェーバーへの精神史的考察』ミネルヴァ書房.
Thévenot, Laurent, 2016, "From Social Coding to Economics of Convention: A Thirty-Year Perspective on the Analysis of Qualification and Quantification Investments," Historical Social Research, 41(2): 96-117.
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コラム2 骰子の目の法則論と存在論
担当:高艸 賢(東京大学大学院、社会学)

*本コラムで言及されている、サイコロの目に関する法則論的知識
①全くの経験則(それぞれの目は大体1/6の割合で出てくる)
②中心極限定理
③サイコロの物理的な転がり方についての知識
④ずれの総和はカイ2乗分布に従う
⑤逆正弦法則

1.

A社製のサイコロを買ってきて、転がして出た目の数字を36回観察してみたところ、「1」が4回、「2」が7回、「3」が8回、「4」が7回、「5」が6回、「6」が4回出た。

2.

3.

4.

5.

6.

7.

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