日曜社会学 - ルーマン・フォーラム / エスノメソドロジー番外地

Sunday sociology - Luhmann Forum / Ethnomethodology: on the edge of nowhere
公開:20161124 更新:20161227

社会学研究互助会09 - ピーター・ウィンチ『社会科学の理念』と 概念分析の社会学 エスノメソドロジー

この頁には、2016年12月25日(日)に成城大学にて開催した 社会学研究互助会第9回研究会の告知文を掲載しています。

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笠木雅史さん (配布資料) (討議)  
山田圭一さん (配布資料) (討議)
浦野 茂さん (配布資料) (討議)  

The Idea of a Social Science and Its Relation to Philosophy 社会科学の理念―ウィトゲンシュタイン哲学と社会研究 前田・水川・岡田 編『ワードマップ エスノメソドロジー─人びとの実践から学ぶ』 酒井・浦野・前田・中村編『概念分析の社会学─社会的経験と人間の科学』 酒井・浦野・前田・中村・小宮 編『概念分析の社会学2─実践の社会的論理』 Hutchinson, Read & Sharrock, There is No Such Thing as a Social Science: In Defence of Peter Winch

研究会概要

概要

趣旨

第三期の社会学研究互助会では、2011年以降、『概念分析の社会学2』の刊行へ向けた準備作業のひとつとして 連続研究会を行ってきました。なかでも2013年9月には、研究主題の広がりを概観するために、政治思想史・哲学・社会学・医学史の専攻の方に登壇をお願いして を開催しました。
 第8回・9回例会は、この続編として・また本研究会の最終回として、エスノメソドロジー研究の与える知見の身分とはどのようなものなのかをテーマとする二つの催しとして企画しました。これら例会では この大テーマについて、 というかたちで、部分的に議論してみたいと思います。
* このうち第8回は、「ギルバート・ライルの現象学とエスノメソドロジー」として 2014年3月1日に開催しました。
 第9回(今回)は、ウィトゲンシュタイン~ピーター・ウィンチを取り上げます。
とはいえ この課題は、 といった点で、いまのところ、直接に取り組むのが難しいものでもあります。したがって今回は、まずはハードルをあまり上げることなく、さしあたり「情報交換」を趣旨とした会にしようと思います。

想定している研究会参加者は、 です。この論題に関心のある方のご参加をお待ちしております。
なお、参加に際して哲学に関する知識の多寡は問いません(本例会は「哲学の研究会」ではありません)。

参加資格と申込

資格

文献A 必須 ウィンチ『社会科学の理念』
文献B 必須 前田ほか編『エスノメソドロジー―人びとの実践から学ぶ』
文献C 必須 酒井ほか編『概念分析の社会学2 ─ 実践の社会的論理』
文献D 参考 酒井ほか編『概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学』

申込

※参加者募集は締め切りました。

登壇者プロフィール

笠木雅史(京都大学文学研究科・日本学術振興会特別研究員PD、大阪大学基礎工学研究科・招へい准教授)

分析哲学・実験哲学を専門にしています。いろいろな主題を研究していますが、最近は特に分析哲学の方法論に関心を持っています。
著書:
『学生を思考にいざなうレポート課題』(成瀬尚志編、2016年、ひつじ書房
論文:
“Knowledge, Evidence, and Inference” (The Philosophical Forum, 2016)
“The Traditional Conception of the A Priori” (with C. S. I. Jenkins, Synthese, 2015)
“Subject-Sensitive Invariantism and Isolated Secondhand Knowledge” (Acta Analytica, 2014)

山田圭一(千葉大学人文社会科学研究科・准教授)

一般的に、言語哲学、認識論、心の哲学、知覚の哲学と呼ばれるあたりの哲学的問題についてあれこれ考えるとともに、これらの問題を考える際の拠り所としてウィトゲンシュタインの哲学を研究しております。最近西阪先生との議論を通じて、ようやく(遅すぎ!)エスノメソドロジーとウィトゲンシュタイン哲学とのつながりの根っこの部分が少しずつ分かってきたような気がしているところなので、今回の研究会を通じてそのあたりの理解をより深められることを願っております。
著書:
『ウィトゲンシュタイン最後の思考-確実性と偶然性の邂逅-』勁草書房、2009年)。
訳書:
フィッシュ, W.『知覚の哲学入門』(山田圭一:監訳、源河亨・國領佳樹・新川拓哉:訳、勁草書房、2014年)。
編著:
『これからのウィトゲンシュタイン——刷新と応用のための14篇』(荒畑靖宏・山田圭一・古田徹也編、リベルタス出版、2016年)。
論文
「アスペクト転換において変化するもの-ウィトゲンシュタインの二つのアスペクトの分析を通じて-」、小熊正久・清塚邦彦(編著)『画像と知覚の哲学』、東信堂、205-223頁、2015年。
“What is Wittgenstein's View of Knowledge?”, 千葉大学人文社会科学研究, 33号, pp.16-27.2016.

浦野 茂(三重県立看護大学看護学部教員)

おもな研究関心は、人間・社会科学や医学の専門的知識が日常的生活実践との間に作りあげている多様な関係を記述・解明することです。現在は、発達障害や精神障害をもつ人びとの実践に学びながら、これらの障害概念の基盤について社会学の観点からどんなことが言えるのか、試行錯誤しているところです。L. ウィトゲンシュタインやP. ウィンチの議論は、こうした概念を生活状況の具体性のなかで捉えるさいに、エスノメソドロジーとともにとても参考になると感じています。
編著:
『概念分析の社会学2――実践の社会的論理』(酒井泰斗・浦野茂・前田泰樹・中村和生・小宮友根編:ナカニシヤ出版、2014年)
『概念分析の社会学――社会的経験と人間の科学』(酒井泰斗・浦野茂・前田泰樹・中村和生編:ナカニシヤ出版、2009年)
訳書:
リンチ, M.『エスノメソドロジーと科学実践の社会学』(水川喜文・中村和生監訳:勁草書房、2012年)
論文:
「当事者研究の社会的秩序について――経験の共同的研究実践のエスノメソドロジーに向けて」『保健医療社会学論集』27(1), 18-27, 2016年
「言いっぱなし聞きっぱなし――自閉スペクトラム症当事者による当事者研究における物語り」『ナラテイヴとケア』6, 92-101, 2015年(綾屋紗月、青野楓、喜多ことこ、早乙女ミナリ、陽月トウコ、水谷みつる、熊谷晋一郎との共著)
「発達障害者のアイデンティティ」『社会学評論』64(3), 492-509, 2013年.
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