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20240430 作成 20240430 更新

佐藤裕『ルールの科学』 佐藤裕『ルールの科学──方法を評価するための社会学』合評会

 ここには、2024年04月28日に東京大学にて開催した 社会学研究互助会アネックス第3回研究会「佐藤裕『ルールの科学』合評会」配布資料などを掲載しています。

 このページには、小宮友根さんによる合評会当日配布資料を掲載しています。

 小宮さんは 2024年度中に刊行される学術誌(現代社会学理論研究18)に書評を寄稿予定であったため、合評会当日には その草稿を掻い摘んだかたちで報告されました。

このコーナーの収録物  佐藤裕さん (三つの質問への回答
  佐藤裕さん (小宮書評への回答)(討議)
  中河伸俊さん (資料)(討議)  
  小宮友根さん (資料)(討議)  ←このページ 
  森一平さん 事前配布資料(資料
  五十嵐素子さん 事前配布資料(資料  

『ルールの科学』のルール概念の問題点
小宮友根(東北学院大学)

1. はじめに

1. はじめに

2. 『ルールの科学』のルール概念

…私たち一人ひとりが「何かをしよう」としていて、それを調整したり、協力し合ったりするために、ルールというものが必要なのだ。p. 46
この「やろうとしていること」をとりあえず「活動」という言葉で表現してみよう。p. 46
社会を「活動」の集積と捉えるルールの科学では、社会の構成要素は、生産、流通、教育、娯楽、政治(政策決定や市民サービス)などの「活動」だということになる。p. 47
本書ではこのような「活動」を表すためにゲームという言葉を採用する。p. 47

2. 『ルールの科学』のルール概念

  • 活動の集積(ゲーム)に注目する。
  • ゲームの「志向性」(当該ゲームにとっての「望ましさ」のようなもの)に注目する。
  • ゲームの要素としての活動を、当該ゲームの「志向性」に沿う形でおこなうための、共有された方法を「ルール」と捉える。
  • ルールを共有するための方法も「ルール」と捉える。

2. 『ルールの科学』のルール概念

3. EMCA研究の関心

3. EMCA研究の関心

3. EMCA研究の関心

4. 『ルールの科学』とEMCA研究

佐藤裕さん (三つの質問への回答)(小宮書評へのリプライ) | 中河伸俊さん小宮友根さん森一平さん五十嵐素子さん