日曜社会学 - ルーマン・フォーラム / エスノメソドロジー番外地

Sunday sociology - Luhmann Forum / Ethnomethodology: on the edge of nowhere
20160810 作成|20160812 更新

「ジャサノフ『法廷に立つ科学』書評セッション」報告草稿検討会

趣旨 概要 参加資格 参加申込
シーラ・ジャサノフ『法廷に立つ科学』

研究会の趣旨

 2015年10月の科学社会学会大会にて開催した「ジャサノフ『法廷に立つ科学』書評セッション」のレポート草稿を検討する会です(レポートは2016年12月脱稿予定で準備中)
 1995年に刊行された本書は 科学技術社会論(STS)の古典と目されるものですが、法・行政・公共政策などに関わる内容を持つために、その領域に馴染みのない読者にとってはややハードルの高いものとなっています。その点に鑑み、学会大会における書評セッションでは、法学・政治学分野の登壇者を招き、社会学者への啓蒙を狙った企画を立てました(趣旨文はすぐ下に再掲してあります)
 今回セッションのレポートを作成するにあたっては、新たに廣野喜幸さん(科学史)、横田明美さん(行政法学)をゲストにお招きして草稿へのコメントをいただきながら、あらためてセッションを振り返りつつ、参加者の皆さんと 本書について さらに議論を深めることができれば、と考えています。

書評セッション 要旨 (第4回科学社会学会、2015年10月10日(土))

 法廷や審議会などにおける科学者・専門家の振舞いや科学的知識の提供・利用のされ方は科学社会学的にとって重要な主題であるが、法や行政に関する研究との連絡が課題となるところでもあるだろう。この書評セッションでは、このたび邦訳が刊行されたジャサノフ『法廷に立つ科学』をとりあげ、専門分野間の議論の場を提供することを目指したい。
 本書は「法と科学」分野の古典であり、法と科学技術の各アクターによる実践の相互構築的なあり方・緊張感をもった補完的関係を分析した点に重要な特徴がある。中心的な話題はアメリカにおける司法過程であり、取り上げられる科学裁判の多くは行政訴訟であるため、その意義を理解するにも、まずは行政法的視点からの分析が不可欠である。特に環境法、医事法、情報法については現代の日本も多くの課題を共有しており、比較行政法的分析が有益なものとなるだろう。
 また科学裁判で提起された問題が規制行政機関(regulatory agencies)においてどのように受け止められ法政策に結びついていくかを研究主題とする場合、 政治過程における各アクターの行動を行政学・政治学的に分析する視角と、 そこでいかなる法的論理が発展しているかを分析する行政法的視角は、同じく「行政」を対象としながらも非常に異なったものとなる。法の各ブランチ(立法・行政・司法)の相互作用にも焦点を当てた本書について検討する中で、科学/行政/行政法に関わる研究分野が政策過程分析に関して連携する可能性についても考えてみたい。
 以上の理由から、本セッションでは、比較行政法と行政学から評者を招き、日米の比較も念頭に置きつつ、科学技術問題に関わる法政策形成過程の多角的な理解につなげることを目指したい。
検討対象 シーラ・ジャサノフ(1995→2015)『法廷に立つ科学──「法と科学」入門』
渡辺千原・吉良貴之監訳, 勁草書房.
[訳者によるサポートページ]
登壇者
  • 著作紹介: 定松 淳(東京大学、科学社会学)
  • コメント1: 寺田麻佑(国際基督教大学、行政法学)
  • コメント2: 佐野 亘(京都大学、政治学・公共政策学)
  • 訳者からのリプライと討議: 吉良貴之(宇都宮共和大学、法哲学)、定松 淳(東京大学)
  • 司会: 酒井泰斗(ルーマン・フォーラム)
企画協力 標葉隆馬(成城大学)

研究会概要

開催日時 2016年9月4日(日)、13:30~
会場 成城大学 (詳細は申込者に直接お伝えします)
検討対象 学会誌に投稿予定の学会書評部会レポート(草稿)
草稿提供 吉良貴之(宇都宮共和大学、法哲学)、定松 淳(東京大学、科学社会学)
寺田麻佑(国際基督教大学、行政法学)、佐野 亘(京都大学、政治学・公共政策学)
コメント 廣野喜幸(東京大学、科学史)横田明美(千葉大学、行政法学)
司会 酒井泰斗(ルーマン・フォーラム)

参加申込

  記載事項 注記
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 3  所属と専攻*  * 研究者以外の方は関心のある分野、バックグラウンドなどを記してください。
 4  自己紹介  研究関心などをお書きください。

参加資格

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