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人文系MLで もめごと の当事者になってしまった場合の対処事例

わりと最近、某人文系MLで、もめごとの当事者になってしまった際に、そのMLに送ったメールです。
もめごとの収拾にはほとんど役立ちませんでした(藁
文末に、「(・∀・) イカジビン!」とありますが、つづきはもちろん公開できません(^_^;)
アップ@20021008

Date: Wed, 18 Sep 2002 05:22:44 +0900
To: ■■■ML
From: 酒井泰斗
Subject:【0】口上

酒井です。
■さんと私のやり取りが、「もめごと」と呼べるようなものに発展してしまったように見えるにもかかわらず、現時点においても(あるいは今の所)、このMLにおける私(および■さん)の「発言権」が剥奪されていないことに──管理人氏およびメンバー諸氏に対して ──、まず感謝したいと思います。
 ところで、今回の「もめごと」において、私は、私自身が、特別に非難に値する「不穏当/不適当な発言」を行ってしまった、とは、いまのところ思っていません。そこで、以下私は、

1)「自分の体面を保つ」(face work)こと、と
2)「自分の発言の妥当性あるいは無-問題性を証示する」こと
という二つの要件を満たしつつ、寄せられている■さんの問いに答えることを目指して、自分の意見を敷衍していきたいと思います。ここで1)は、
 「自分が──道徳的*判断力に関して──“そこそこまとも”な人間であること」、
2)は
 「自分の書いた事柄が“そこそこまとも”なものである(=妥当性をもつ)こと」
を、それぞれ示すことの謂いですが、別の観点から言えば、これらのことは、
・もしも私の発言に不適切であったり誤ったりしていることが含まれている場合には、それを■さん(や他の人)によって指摘してもらいやすくすること
と、またそれによって
・私が自分の発言の修正をやりやすくすること
とを、同時にめざしている、とも言えます。
そうした継続的-修正的-応対が「まとも」にできること、が、“そこそこまとも”であるといえること、の条件だと私は考えていますので。
* 「道徳的」という言葉をここでは、「~は、人としてどうなのか?(いいのか?わるいのか?)」という問い・判断およびそれに関連づけられる事態を示すものとして使っています。


さて、それはそれとして。
「もめごと」にまで発展してしまったやりとりを抱えることで、現在このMLが なにがしか危険な状態にある、というのは確かです。「もめごと」の一方の当事者である私としても、この危険を無視して 今後の投稿を行うわけにはいきません。ので、まず、まえもってその点について一瞥し、いくつかコメントを書いておくことにします。
これがこの【口上】の趣旨なのでした。


MLにおける「もめごとの処理」を、MLの管理人“のみ”に、“強く”望むのは誤ったこと──あるいは少なくとも危険なこと──だと思うのですが、まずそのこと関して少し敷衍しておきます。

 こうした状況において、「メンバーの協力」が取り付けられない場合、管理人の選択オプションは非常に狭まります。つまり、たとえば次のような極端かつシンプルかつトリヴィアル(かつ機能的に等価)な対処策しか取れなくなる可能性があるわけです。
◎当事者の一部あるいは全員を退会処分にする
◎MLを閉鎖する
‥‥私にとっては(また■さんにとってもMLにとっても)幸いなことに、この措置は、現在採られていません。
しかし対処されていないということは、危険はそのままに残されている、ということですから、これは、MLメンバーそれぞれが・それぞれなりに、この事態に対して他の何らかの対策」を採るように“期待”されている、と考えるべきだ、ということにもなる筈です。
もちろん──書く必要はないかと思いつつも念のため書いておけば ──、もっとも強く「対策」が望まれるのは、「もめごと」の当事者達(すなわち私と■さん)に対してではあるでしょうけれど。



さて。
一般に、MLにおいて「もめごと」がおき、それによってMLの存続自体が脅かされるようなことが生じる際のトラフィックのありかたには、いくつかの特徴があるようです。つまり:
□投稿が、当の論点をめぐるものに集中し、ほかの話題が出てこなくなる。
□時間当たりの投稿数が増加する。また、極端に長いメールおよび極端に短いメールが頻繁に投稿されるようになる。
□罵倒表現や、“パーソナリティ”への言及が増える。
□MLの有り方についてメタに評価する投稿が増える。
といったような。
幸いにしていまのところ、このMLにおいては、少なくとも表立ってはこの「(末期的)症状」は(あまり)でていませんが、今後もそうした事態に陥らないために、以下、
【1】当事者である酒井自身が可能なこと
【2】私以外のMLメンバーが可能であり、特に私から「お願い」したいこと
について書いてみます。


【1】当事者である酒井自身が可能なこと
MLにかける負担の軽減をかんがみて、私は、自分の投稿に以下の制約を課すことにします。ただしこれは、「このもめごとに関係し」しかも「もう一方の当事者である■さんに直接向けた」メールに限ります。
[1]書いた文章はプリントアウトして最低一度は推敲する。さらに、書き終えて20時間以上経ってから投稿する。
[2]他のメールから明確に区別しうるサブジェクトを使用する。
具体的には、先頭に【】でくくった数字を付す。(ex.【0】、【11】など)
[3]文章を、基本的に「です・ます」態に統一する。
やりとりを“クール”に行うことへの、「文体の寄与」を狙って(というか、願って)
【2】私以外のMLメンバーが可能なこと
「一般的なこと」は、1メンバーである私が言うべきことでもありませんから、ここでは、「もめごとの当事者」である私から、皆さんに特に「お願い」したいことのみを書きます。
[1]「もめごと」に関係ない他のメール(「読書会」そのほか)を、遠慮せず(?)、“通常どおり”に投稿してください。
[2]この「もめごと」に興味のない方は、メールのサブジェクトをみて、関連メールを読まずに済ませてください。
[3]この「もめごと」に関連したメールを投稿する際は、上記のサブジェクトシンボルを使用してください。
これは、関連メールに、メーラの「返信」機能をつかって返信すれば、簡単に実現できます。

以上です。



では、
(・∀・) イカジビン!
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