日曜社会学 - ルーマン・フォーラム / エスノメソドロジー番外地

Sunday sociology - Luhmann Forum / Ethnomethodology: on the edge of nowhere
20181103 作成|20181108 更新

北田暁大『社会制作の方法─社会は社会を創る、でもいかにして?』2018年11月24(土) 下北沢B&Bトークイベント
北田暁大×酒井泰斗「社会学への帰還――構築主義から社会哲学を経由して」
『社会制作の方法――社会は社会を創る、でもいかにして?』(勁草書房)刊行記念

趣旨と概要

2018年11月上旬に北田暁大さんの新刊『社会制作の方法――社会は社会を創る、でもいかにして?』(勁草書房)が刊行されます。
この本は、ドナルド・デイヴィドソンやエリザベス・アンスコム、アルフレッド・シュッツの行為理論、歴史理論、言説分析・概念分析・エスノメソドロジー、ルーマンのシステム理論といった諸々に「自分なりの解答」を得るまでの、北田さんの思考の軌跡を、「社会を創る」という観点から再編集したものです。 社会構築主義から出発し、これらの哲学や社会理論等を経由し、また社会学に戻ってくるまでの軌跡をまとめたのが本書だと、まとめることもできそうです。
今回の刊行記念イベントでは、会社員でありながらルーマンの社会理論やエスノメソドロジーなど、社会学の議論に詳しい酒井泰斗さんをゲストにお招きします。社会構築主義をめぐる社会学の議論を踏まえ、どのような「社会学」が可能なのか、可能になるのかをめぐって、お話できればと考えています。

出演者プロフィール

北田暁大(きただあきひろ)
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程退学。博士(社会情報学)。
東京大学大学院情報学環教授。社会学、メディア論を専攻。
著書に『広告の誕生――近代メディア文化の歴史社会学』(岩波現代文庫)、『責任と正義――リベラリズムの居場所』(勁草書房)、『嗤う日本の「ナショナリズム」』(NHKブックス)、『増補広告都市・東京――その誕生と死』(ちくま学芸文庫)、共著に『リベラル再起動のために』(毎日新聞出版)、『現代ニッポン論壇事情――社会批評の30年史』(イースト新書)、『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう――レフト3・0の政治経済学』(亜紀書房)など。
酒井泰斗(さかいたいと)
大阪大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程中退。音楽制作会社勤務を経て現在は金融系企業のシステム部に所属。ルーマン・フォーラム管理人(socio-logic.jp)。
関心領域は、道徳哲学・社会科学史、社会科学方法論争史、前世紀におけるシステム論と現象学の邂逅とその顛末など。
共著に『ワードマップ――エスノメソドロジー』(新曜社、2007年)、『信頼を考える──リヴァイアサンから人工知能まで』(勁草書房、2018年)、共編著に『概念分析の社会学2――実践の社会的論理』(ナカニシヤ出版、2016年)など。

『社会制作の方法――社会は社会を創る、でもいかにして?』(勁草書房)目次

序 「社会学の根本問題」と社会問題の社会学──what と how のあいだ
第I部 過去制作の方法──出来事の構築
第1章 存在忘却?──二つの構築主義をめぐって
補論 ジェンダーと構築主義
第2章 「構築されざるもの」の権利?──歴史的構築主義と実在論
第3章 構築主義と実在論の奇妙な結婚──ジョン・サール『社会的現実の構成』を読む
第4章 歴史的因果の構築──ウェーバーとポパーの歴史方法論を中心に
第II部 倫理制作の方法
第5章 行為の責任を創り上げる──Schutz動機論から Luhmannの道徳理論への展開
第6章 「自由な人格」の制作方法──ウェーバーによる定言命法の仮言命法化
第7章 人間本性の構築主義と文化左翼のプロジェクト──ローティとともにローティに抗う
第III部 社会制作の方法──ルーマンをめぐって
第8章 他者論のルーマン
第9章 社会の討議──社会的装置としての熟議
第10章 社会の人権──基本的人権とは社会システムにとってなにか
あとがき
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