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20160205 作成|20150205 更新

組織エスノグラフィ研究会

開催趣旨

「組織」は、社会学、人類学、社会心理学や経営学など様々な学問分野で研究対象とされてきました。本研究会では、組織研究の先史を学び、ワークプレイスや音楽スタジオ、家族生活の実践を記述することと、組織研究の関係について検討します。

概要

研究会スケジュールと概要

「音楽をめぐる活動のエスノメソドロジー研究」について(10:00-12:00)

本セクションでは、吉川会員による修士論文(提出予定)「音楽をめぐる活動のエスノメソドロジー研究——日本における「古楽」実践を事例として——」についての報告を受け、それをもとに「音楽のEM」の研究が今後とりうる方向や課題を共有することを目的としています。また、練習場などにおける音楽家たちのやりとりのフィールドワークをすることと、「組織」との関係についても検討したいと思います。

講話(13:00-15:30)

本セクションでは、障害があっても一般企業で働くことを可能にする障害者雇用研究の一環として、組織研究史に詳しい酒井泰斗さんをお招きし、佐藤郁哉(2002)『組織と経営について知るための実践フィールドワーク入門』、金井壽宏ほか(2010)『組織エスノグラフィ』といった文献などを想定し、そのうえで、こうした研究にとっての先史となるものをご講話いただく予定です。

データセッション(16:00-18:00)

本セクションでは、家庭内での学習に関連した行動と住宅のデザインの関係を検証するために定期的に撮影された、家庭内場面の映像データについて、研究の背景を紹介しながら、いくつかのデータを一緒に見ていただく予定です。撮影だけによる観察手法の適切さを含めて、データとして持つ意味についても検討できればと思います。

懇親会(18:30-20:30)

*なお、諸事情によりプログラムに変更がありえます。その点ご承知おきください。