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作成 2025.11.11|更新 2025.11.22

演劇のエスノメソドロジー読書会(2024年08月~)
Jeff Coulter, 1979, The Social Construction of Mind: Studies in Ethnomethodology and Linguistic Philosophy

読書会の趣旨と概要

趣旨

 この読書会の想定参加者は、以下のような問いに関心のある方です:

 こうした問いは、舞台芸術に対する価値判断──たとえば「優れた演劇とは何か」といった評価や批評──ではありません。その手前にある、「そもそも人々はどうやって特定の他人の振る舞いを演劇だと理解できているのか」とか、「そもそも人々はどうやって他人に演劇だと理解してもらえる活動を実行できているのか」といったことに関わるものです。

 また演劇の比喩や、演劇にまつわる概念(セリフ、役・役柄・役割、演技、舞台/舞台裏、舞台装置、大道具/小道具、観客、…)は、日常生活のなかで広範に使われているだけでなく、社会学や心理学などの分野において、社会生活や人間行動を説明するための重要で不可欠な道具になっています。しかし、それらがなぜ説明の道具として機能するのか、どのような理解を支え、どんな限界があるのか、といった検討は十分とは思えません。

 主催者は演劇学を専攻する者ですが、ここには、演劇学単独で対処することが難しく諸分野からの手助けが必要な、そして演劇学が諸分野に対して何らかの貢献をすべき、大きな課題領域が広がっているように思えます。 そこでこの読書会では、「そこで何が行われているのか」を主導的な問いとするエスノメソドロジーを重要な方針として参照し、上掲のような問いを考えていくことにしました。取り扱うのは、エスノメソドロジー研究の文献と演劇やパフォーマンスに関わる古典的な文献です。

 演劇を分析するための方法論に関心のある方、エスノメソドロジーの知見を深めたい方、俳優・演出・制作など演劇に関わっている方、あるいは演劇的概念を社会の記述に用いてきた方など、幅広い分野からのご参加をお待ちしています。(浜田誠太郎 記)

このリストは、もっとたくさん、ずっと続けていくことができます。
  • 幼稚園のお遊戯会での『桃太郎』から最新鋭の舞台技術を駆使して上演される舞台『ハリーポッター』まで、私たちはその規模や質に関係なくこれらを常識的に「演劇」と理解しているが、これはどのように判断しているのか。
  • 演劇学やパフォーマンス・スタディーズでは儀礼や祝祭、公開の科学実験など──日常的には演劇と呼ばないようなもの──も「演劇」として研究対象にすることがあるが、どのようにしてこのような把握が可能になっているのか。またこのとき何は把握できなくなっているのか。
  • 教育の現場や会社の研修などで「役」を割り当てて特定の状況を再現したりするが、このときどんな効果などが期待されており、実のところ何が行われているのか。またこのような場で役割を変えたり交換したりすることがあるが、このとき参加者は何をしているのか。
  • 心理学などで「役割期待」や「役割葛藤」などと語られるとき、演劇における「役」はどのようなものとして理解されているのか。
  • 社会生活を「舞台/舞台裏」のように区別し記述することがあるが、ここではなにを前提にどのようにして区別が行われているのか。

概要

これまで読んできたもの:
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想定参加者

申込要項

記載事項 注記
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