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20170419 作成|20171120 更新

Jesper Juul, Half-Real: Video Games between Real Rules and Fictional Worlds

開催趣旨 読書会概要 参加申込 目次と日程 参考資料 主催・ゲスト
イェスパー・ユール『ハーフリアル―虚実のあいだのビデオゲーム』

 デンマークのゲーム研究者イェスパー・ユールの『ハーフリアル ― 虚実のあいだのビデオゲーム』は、現実世界のルールと世界設定としての虚構の二面性によって成り立つビデオゲームについて、新旧のゲーム研究、文学理論、映画学、認知科学、 心理学、計算機科学、システム理論、ゲーム理論といった 多彩な分野の研究成果を援用しながら解説しています。
 このたび同書の読書会を、翻訳者である松永伸司氏をお迎えして開催いたします。ゲーム開発に携わる方はもちろん、UXデザインに関心のある方や人文科学の観点からビデオゲームを分析することに関心のある方など、多くの方の参加をお待ちしております。 (高橋ミレイ)

訳者から

 遊戯論の古典といえば、誰もがホイジンガの『ホモ・ルーデンス』とカイヨワの『遊びと人間』を挙げるでしょう。とはいえ、いずれも半世紀以上前の本です。ではビデオゲームの誕生と発展以後の遊びやゲームについての人文社会学的な研究はないのか、というとそんなことはなく、「ゲームスタディーズ」という分野が立派に成り立っています。しかし、日本にはほとんど紹介されていません。
 ユールの 『ハーフリアル』は、「デジタル時代のホモ・ルーデンス」とでも呼ぶべきゲームスタディーズの古典の地位を確立している本です。この本を翻訳出版した主な動機のひとつは、ゲームについてより深く考えたい読者と、人文社会学的な研究一般に関心がある読者の両方に、ゲームスタディーズの実りある議論を伝えたいというところにありました。『ハーフリアル』を通じて、ゲームとそれに関わる問題についての考えと理解を深めていただければ、訳者としてはたいへんうれしいです。(松永伸司)

概要

参加申込

参加者募集

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参加資格

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目次と日程

ただいま調整中 (開催日と担当者は仮置き)です。
  開催日 章タイトル トピック 頁数 担当者
第1回 2017.06.26 第1章「序論」  先行研究紹介 28 酒井泰斗(会社員/ルーマン・フォーラム管理人)
團 康晃(文化社会学、メディア論、エスノメソドロジー)
第2回 2017.07.17 第2章「ビデオゲームと古典的ゲームモデル」  古典的なゲームとビデオゲームの違い 39 山本貴光(文筆家/ゲーム作家)
今井 晋(IGN JAPAN)
第3回 2017.07.31 第3章「ルール」  ゲームにおけるルールの定義とその働き 79 水野勇太(AIテクニカルゲームデザイナー)
七邊信重(メディア論、文化社会学)
第4回 2017.08.21 大内孝子(フリーランス)
遠藤進平 (哲学、論理学)
第5回 2017.09.04 第4章「フィクション」 fictional / representational な側面の分析 46 高田敦史(会社員/分析哲学)
高橋ミレイ(編集者)
第6回 2017.09.18 第5章「ルールとフィクション」
第6章「結び」
ルールとフィクションの競合的・補完的な関係について 35
07
中川大地(評論家、編集者)
森 功次(美学)

参考リンク

第一回、第二回読書会の感想

第二回読書会の準備

ブログ「9BIT GAME STUDIES & AESTHETICS」の記事

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主催者・ゲストプロフィール

ゲスト(訳者)

松永伸司(東京藝術大学美術学部教育研究助手) [researchmap]
主に分析美学の道具立てで主にゲームを扱っています。
最近はネルソン・グッドマン 『芸術の言語』(慶應義塾大学出版会、2017年)も訳しました。『ゲーム研究の手引き』(文化庁、2017年)など、ゲーム研究全体の見取り図を作る仕事もしています。 5月初旬から都内三か所の書店でブックフェアを開催中です:

主催者

高橋ミレイ(編集者)
ギズモード・ジャパン編集部を経てフリーランスに。
編集・執筆媒体は、 WIREDFUZEPLANETSギズモード電ファミニコゲーマーbound baw など。デジタルカルチャーメディア『FUZE』創設メンバー。テクノロジー、サイエンス、ゲーム、現代アートなどの分野を横断的に取材・執筆する。関心領域は科学史、哲学、民俗学など。
酒井泰斗(会社員/ルーマン・フォーラム管理人)
関心領域は道徳科学~社会科学の歴史。最近は 20世紀中葉のアメリカ社会諸科学における思考の道具の一つとしての「ゲーム」が気になっています。
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