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そのほか |
ここには、2012年09月09日(日)に成城大学にておこなった 社会学研究互助会第三回研究会「前田泰樹『心の文法』合評会」における配布資料などを掲載しています。
このコーナーの収録物 | 前田 泰樹さん (著者コメント) | |
山田 圭一さん (配布資料) (討議) | ||
飯島 和樹さん (配布資料:HTML/pdf) (討議) | ←このページ | |
井頭 昌彦さん (配布資料) (討議) | ||
全体討議摘要 |
※本書の紹介ページがあります。あわせてご覧下さい。
Fitch, Chomsky and Hauser (2002) Science
「終戦の時の思い出」を、みずから入手することができたという論理的条件が、P にみずからの「経験」について語る権限(entitlement)を提供しているのである
Catani & Mesulam (2008) Cortex
Sakai (2005) Science; 飯島&酒井(2010)『発達と脳』
宣言的記憶 (know-that) | 意味記憶 エピソード記憶 | 内側側頭葉・海馬 |
---|---|---|
非宣言的記憶 (know-how) | 手続き記憶(技能・癖) | 線条体 |
プライミング・知覚学習 | 大脳皮質 | |
単純な古典的条件付け | 扁桃体・小脳 | |
非連合学習(馴化,敏感化) | 反射経路 |
言語理論とは,主として,完全に 均質な 言語共同体における 理想的な はなして‐ききてに 関心が ある.理想的な はなして‐ききてとは,その 共同体の 言語を 完全に しっており,自分の 言語知識 (knowledge of the language) を 実際の 運用に 付す 際に,記憶の 限界,注意を そらすもの,注意や 関心の 変化,いいあやまり[…]のような,文法に 直接 関係しない 条件によって 左右される ことが ない ものである.…かくして ここに,competence(言語能力/言語の知識)と performance(具体的状況での 実際の 言語使用)という 基本的な 区別を もうける.Chomsky (1965) Aspects of the Theory of Syntax
報告者はこのように,一見特殊に見える生成文法の営みを先日(!)理解し,ふつうの科学である神経科学との接続がそれほど悪くないことに安堵した
→ エスノメソドロジーに適用してみる
(と,理解しないと,理解できなかったが,まだ疑問は残る)
「はち月のはつかだだったら,もう,甲子園の決勝戦は,そのぐらいなんでしょうけど.終戦記念日は,じゅうご日ですね.」(45-50行目) という発話は,非常に重要な差し手であるかもしれない.この発話は,「甲子園の決勝」と「終戦記念日」を「8月の出来事(=夏の風物詩?)」という一つの集合に位置付けているようにも聴くことができる.そうであるならば,これは「はち月のはつか」を,課題訓練の答えとしてではなく,夏の風物詩の一日として,その集合に含みこむことによって,課題訓練の実践から適切に退出する方法であるようにも思われる