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作成 20160415|更新 20160905

社会哲学古典合宿読書会

開催趣旨 目標 日程 対象文献 参加資格 参加申込・連絡先 選書方針

開催趣旨

このページでは、社会哲学の古典的な書物を一泊二日の合宿で読み切る、主として研究者向けの読書会を紹介します。

この頁には、合宿参加者のレジュメをまとめたものを掲載していきます。

参加資格

参加申込・連絡先

各回合宿の概要

開催日 対象文献 会場 ゲスト 全配布資料まとめ
第二回 2017年03月中旬
第一回 2016年08月21日(日)~22日(月) ハート『法の概念(第3版)』 八王子セミナーハウス 吉良貴之さん(法哲学) [PDF]

※ご参考:申込状況について

おもな専攻・
バックグラウンド
第一回
ハート『法の概念』
第二回
23名
(♀6、26%)
 
哲学、倫理学、美学、
社会哲学、社会倫理学
10名  
法学、政治学 5名  
エスノメソドロジー 4名  
文化史、政治思想史 2名  
その他 2名  
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今後の対象文献候補

リクエスト募集中。
蝋山政道(1925)『政治学の任務と対象』 [政治学における「新カント派 vs. 実証主義」]
ダール(1971)『ポリアーキー』 [政治学における行動科学]
ジェイコブス(1992)『市場の倫理 統治の倫理』  
厚生経済学の古典なにか  
ヒース(2008→2013)『ルールに従う』 [ゲーム理論と義務論]
ノース(1990)『制度・制度変化・経済成果』
オルソン(1971)『集合行為論―公共財と集団理論』
ダニエル・ベル(1960→1969)『イデオロギーの終焉』
ダニエル・ベル(1974)『脱工業社会の到来』
アクセルロッド『つきあい方の科学』
カーネマン『ファスト&スロー』(

文献選択の幾つかの方針について

  1. もう一つ時代を遡って、
    • 19世紀後半~20世紀初頭において「実証主義」のインパクトのもとで生じた諸思潮 (e.g. 新カント派)
    を加えてもよいかもしれません(が、範囲が広くなりすぎて収集がつかなくなりそう)。
  2. 参考文献:
    • 1950年代初頭以降の「行動科学」の興隆を準備した1920〜1940年代のアメリカ心理学を動向を検討したものとして:
      • カート・ダンジガー『心を名づけること──心理学の社会的構成』 (上) (下)
    • フォード財団「行動科学計画」の主任をつとめたバーナード・ベレルソンによる行動科学運動の一般読者向け紹介:
    • 行動科学の広汎な影響の例として(ここではドナルド・デイヴィッドソン(哲学)について)。 at_akada さんによる論文紹介記事:
    • 1960年代のドイツの若手知識人にとって アメリカの行動科学との対峙がどれほど重要な課題であったかが伺える文書として:
  3. 参考文献:
    • 丸山真男(1952/2014)『政治の世界 他十篇』, 岩波書店.
    • 山川雄巳(1977/1982)『アメリカ政治学研究』, 世界思想社.
    • 佐々木毅(1983)「ポスト・ビヘイヴィオリズムその後」國家學會雑誌 96(5・6), p468-494, 1983-06.
  4. 参考文献: ダリオ・メロッシ(1990→1992)『社会統制の国家──民主主義の形成における国家と社会統制の概念に関する社会学的研究』, 彩流社.
  5. 参考文献:
  6. 参考文献: 高 巌(1995)『H・A・サイモン研究──認知科学的意思決定論の構築』, 文眞堂.
    これ一冊でハーバート・サイモンの主要な仕事を網羅した便利な本ですが、587ページあります。
  7. 参考文献: シェルドン・ウォリン(1969→1988)「職業としての政治理論家」(『政治学批判』, みすず書房.)
    • Sheldon S. Wolin, Political Theory as a Vocation, in The American Political Science Review, Vol. 63, No. 4 (Dec., 1969), pp. 1062-1082.
    その他山川上掲書を参照のこと。ただし [c] をこの読書会で とりあげる意義は薄いだろうと考えています。

※以上挙げたもののうち、書籍選定にあたって 特に前提としていただきたいものを限定すると、丸山・山川・ハイムズの書籍です。

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