酒井泰斗・吉川浩満

非哲学者による非哲学者のための哲学入門読書会

第九・十期
アドラー&ドーレン(1940)『本を読む本』

アドラー&ドーレン『本を読む本』

浅田 彰(1983)『構造と力』

浅田 彰『構造と力』

作成 20220728|更新 20250430

更新

2025.10.01
「雑誌連載」欄を更新しました。連載「読むためのトゥルーイズム」第8回が、10月7日刊行の『文學界』2025年11月号に掲載されました。 今回は「短距離の反省」の中核を為す「敷衍」の解説の最終回です。
またこれにあわせて哲学の劇場 YouTubeチャンネルにて、#242 「読むためのトゥルーイズム」第8回感想戦 を公開しています
2025.08.07
「雑誌連載」欄を更新しました。連載「読むためのトゥルーイズム」第7回が、8月7日刊行の『文學界』2025年9月号に掲載されました。 今回は「短距離の反省」の中核を為す「敷衍」の解説の二回目です。
またこれにあわせて哲学の劇場 YouTubeチャンネルにて、#236 「読むためのトゥルーイズム」第7回感想戦 を公開しています
2025.03.06
「哲学者向けに〈読むためのトゥルーイズム〉を紹介してほしい」との指令を受け、3月22日(土)に開催される 応用哲学会シンポジウム・ワークショップ「読書」 に登壇します。パネリストには 酒井泰斗・吉川浩満に加えて、文芸評論家の三宅香帆さんが招かれています。参加者募集期間が短いのでお申し込みはお早めに。
 ・(3/22)応用哲学会第16回年次研究大会シンポジウム - ワークショップ「読書」
2025.01.17
「雑誌連載」欄を更新しました。連載「読むためのトゥルーイズム」第6回が、1月7日刊行の『文學界』2025年2月号に掲載されました。今回は「短距離の反省」の中核を為す「敷衍」について解説しています。
またこれにあわせて哲学の劇場 YouTubeチャンネルにて、#217 「読むためのトゥルーイズム」第6回感想戦 を公開しています
2024.10.25
中公新書『歴史学はこう考える』著者の松沢裕作さんと 哲学の劇場YouTubeチャンネルに お邪魔し、「エスノメソドロジー型データセッション」の紹介を行いました。
2024.08.28
哲学の劇場 Youtubeチャンネルの #202 として「プロジェクト紹介ビデオ」の第六弾を作成していただきました。今回は参加者の柿内さん、村上さんをゲストにお招きし、ビフォー/アフターの感想などを伺いました。46分ほどの動画です。
2024.08.09
「雑誌連載」欄を更新しました。連載「読むためのトゥルーイズム」第5回が、8月7日刊行の『文學界』2024年9月号に掲載されました。今回から「コメントを書く」に入り、「短距離の反省」の解説がスタートしました。
またこれにあわせて哲学の劇場 YouTubeチャンネルにて、#199 「読むためのトゥルーイズム」第5回感想戦 を公開しています
2024.07.23
「雑誌連載」欄を更新しました。解説動画5にて、連載「読むためのトゥルーイズム」第4回演習問題の回答を作成しながらアプリケーションの使い方をデモしています(41分)。
2024.04.06
「雑誌連載」欄を更新しました。連載「読むためのトゥルーイズム」第4回が、4月6日刊行の『文學界』2024年5月号に掲載されます。連載第4回では「目次を読む」から出発して著作全体の話題構造を推定し、図化するところまで進みました。
またこれにあわせて哲学の劇場 YouTubeチャンネルにて、#187 「読むためのトゥルーイズム」第4回感想戦 を公開しています
2024.04.05
「雑誌連載」欄を更新しました。連載「読むためのトゥルーイズム」第4回の解説動画を公開しました。今回は、図化ツールをいくつか紹介しています。 また共有フォルダには、連載「読むためのトゥルーイズム」第3回に掲載した演習課題の回答をアップロードしておきました。
2024.03.06
哲学の劇場 YouTubeチャンネルにて、#183 「読むためのトゥルーイズム」第3回感想戦 が公開されました。吉川浩満さんとの共著連載「読むためのトゥルーイズム」第3回について、哲学の劇場の山本貴光さんの感想をうかがっています(56分15秒)。
2024.03.05
連載「読むためのトゥルーイズム」第3回の解説動画を公開しました。「雑誌連載」欄を更新しています。連載第3回では「目次を読む」の最初のパートをお話ししました。この内容に関連して、ふだん Word や Excel を使う機会があまりない方のために、記載内容に関わるもっとも基本的なアプリケーションの使い方について解説しています(75分)。
2024.02.22
朝日カルチャーセンター新宿「(非)哲学の講義」、2024年4月期の申込受付がスタートしました。この期から新たに デール・カーネギー『人を動かす』を取り上げます。講読講義欄を更新しました。
2024.02.16
YouTubeチャンネル 哲学の劇場にて連載紹介動画2が公開されました。吉川浩満さんとの共著連載「読むためのトゥルーイズム」第二回について、哲学の劇場の山本貴光さんの感想をうかがいました(41分20秒)。 哲学の劇場#181 活動報告 『文學界』連載&哲学入門読書会(ゲスト:酒井泰斗)
2024.02.15
このページ内に連載「読むためのトゥルーイズム」のためのセクションを設置しました。現在は投稿フォームへのリンクを置いています。連載に関する疑問・質問などお寄せください。執筆の参考にさせていただきます。いただいた投稿は連載内や解説・告知動画のなかで回答させていただく可能性があります。投稿用のペンネームを添えてください。
2024.02.02
連載「読むためのトゥルーイズム」第二回が掲載された 『文學界』2024年3月号 は、2月7日刊行予定です。
2024.01.12
哲学の劇場 Youtubeチャンネルの #177 として「プロジェクト紹介ビデオ」の第四弾を作成していただきました。今回は山本貴光さんに 新連載「読むためのトゥルーイズム」の感想などを伺いました。40分ほどの動画です。
2023.12.25
読書会開催の当初からの目標であった雑誌連載が年明けからスタートします。掲載媒体は『文學界』(文藝春秋社)、連載タイトルは「読むためのトゥルーイズム」に決まりました。2024年1月初旬に発売される2月号から掲載されます。
2023.09.08
哲学の劇場 Youtubeチャンネルの #177 として「プロジェクト紹介ビデオ」の第三弾を作成していただきました。今回は文筆家の宮崎智之さんをゲストにお招きし、受講の感想などを伺いました。76分ほどの動画です。
2023.06.30
朝カル新宿「非哲学者による非哲学者のための(非)哲学の講義」、2023年度第二期の受講生募集生を募集中です。(→「講読講義」
2023.05.30
哲学の劇場 Youtubeチャンネルの #155 として「プロジェクト紹介ビデオ」の第二弾を作成していただきました。今回は文筆家の石田月美さんをゲストにお招きし、受講の感想などを伺いました。40分ほどの動画です。
2023.04.01
朝カル新宿「非哲学者による非哲学者のための(非)哲学の講義」、2023年度第一期の受講生募集生を募集中です。(→「講読講義」
2023.04.01
第三・四期「哲学入門読書会」の参加者募集を開始しました。6/4スタート。対象文献は、中島義道『哲学の教科書』 (講談社、1995)、千葉雅也『現代思想入門』(講談社、2022)の二冊です。(→「読書会」
2023.01.24
哲学の劇場 Youtubeチャンネルの #139 として プロジェクト紹介ビデオ を作成していただきました。吉川・酒井と受講生代表二名が山本貴光さんの質問に応えるかたちで「講義」と「読書会」を紹介するものです。57分の大作です。
2023.01.22
第二期読書会の参加者募集中です。初回は 2/5(日)、対象文献は戸田山和久『思考の教室』です。
2022.12.27
「講読講義」欄 に2023年冬学期の開講日を掲載しました。今期は19世紀末に合衆国で刊行された自己啓発書の古典、ラルフ・ウォルドー・トライン(1897)『無限者に調子を合わせて』を講読します。本書は、日本でも 明治末から昭和初期にかけて邦訳が多数刊行され、広く読まれました。世界最大のニューソート組織といわれる「生長の家」初代総裁の谷口雅春にも大きな影響を与え、谷口は自分でも訳書(『幸福はあなたの心で』)を刊行しています。
2022.08.16
「読書会」欄 に 「〈哲学入門〉読書会」の企画案v.4 を掲載しました。
2022.07.28
「読書会」欄 に 「〈哲学入門〉読書会」の企画案v.2 を掲載しました。8月中旬募集開始を目標に、準備を進めています。
2022.07.27
「講読講義」欄に朝日カルチャーセンター新宿における講読講義の2022年度スケジュールを記載しました。
2020.07.12
WEBページの作成を開始しました。

プロジェクト紹介ビデオ

連続読書会の趣旨と概要

この連続読書会は、酒井泰斗・吉川浩満「非哲学者による非哲学者のための(非)哲学の講義」のサブコンテンツであり、 一般向け哲学教育・哲学入門をテーマとする雑誌連載の準備作業として開催するものです。講義については下記案内ページをご覧ください。

趣旨

課題

広く読まれている哲学入門書5~6冊をとりあげ、二つの社会学的な観点から検討します:
  1. 哲学者たちは、外向けには、哲学がどのようなものであると呈示しているか
  2. 哲学者たちは(哲学科に進まない人たちが・講読以外のやり方で)哲学の訓練を行うことについて、どのような具体的アイディアを持っているか
これをもう一歩ブレークダウンした下記観点を携えて、各著作を読んでいきます:

回の進め方と作業目標

想定参加者

開催概要

* 哲学専攻者枠について: 本会は一般向け哲学教育に関心のある哲学専攻者の助力を求めています。哲学分野の博士学位所持者、もしくはそれに相当する研究成果をお持ちの方は無料でご参加いただけます。申し込み時に学位論文の書誌情報(もしくは業績一覧)を あわせてお送りください。
** 読書人会議室(読書人隣り) 〒101−0051 千代田区神田神保町1丁目3-5 冨山房ビル6階 [地図](神保町駅から徒歩3分)

連続読書会対象書籍

第1シーズン(2022年10月~2024年09月)

  1. 梶谷真司(2018)『考えるとはどういうことか――0歳から100歳までの哲学入門』 幻冬舎
  2. 戸田山和久(2020)『思考の教室――じょうずに考えるレッスン』 NHK出版
  3. 中島義道(1995)『哲学の教科書』 講談社
  4. 千葉雅也(2022)『現代思想入門』 講談社
  5. 吉田幸司(2020)『「課題発見」の究極ツール 哲学シンキング 「1つの問い」が「100の成果」に直結する』 マガジンハウス
  6. 鷲田清一(2014)『哲学の使い方』 岩波書店

第2シーズン(2024年10月~)

  1. 高橋源一郎(2020)『「読む」ってどんなこと?:「わたし」の言葉で考え抜け』 NHK出版
  2. 御子柴善之(2015)『自分で考える勇気:カント哲学入門』 岩波書店
  3. アドラー&ドーレン(1940)『如何にして本を読むか』 講談社
  4. 浅田 彰(1983)『構造と力──記号論を超えて』 中央公論新社
  5. ホガート(1957)『読み書き能力の効用:労働者階級の見方』 筑摩書房
  6. 國分功一郎(2013)『ドゥルーズの哲学原理』 岩波書店

参加申込

注意事項

参加資格

以下の条件を満たす方にご参加いただけます。

申込要項

記載事項 注記
 1  氏名 漢字+フリガナ
 2  Googleアカウントに登録しているメールアドレス  (他の参加者には共有されません)
読書会に関する連絡は Google Groups で行ないます。アカウントをお持ちでない方は、こちらから作成してください: Google アカウントの作成
 3  所属  (他の参加者には共有されません)
 4  専攻もしくは関心、知的バックグラウンド 
 5  自己紹介 

※1, 4, 5は参加者と共有されます。
※連絡のために Google Groups を使うほか、ディスカッションやファイル共有のために Google Drive、Google Classroom などを利用する可能性があります。

スケジュール

※開催日は変更される可能性があります。

第九期: アドラー&ドーレン(1940)『本を読む本』 読書会の日程

開催予定日 対象・範囲 課題
第一回 2025.06.01(日)10:00-12:30 本書全体 次回検討すべき章を2~3選択します
第二回 2025.06.29(日)10:00-12:30 どれか2~3の章 詳細に検討すべき章を1つ選択します
第三回 2025.08.03(日)10:00-12:30 どれか1つの章 1つの章を取り上げて詳細に検討します
討議回 2025.09.07(日)10:00-12:30    

第十期: 浅田 彰(1983)『構造と力』 読書会の日程

開催予定日 対象・範囲 課題
第一回 2025.10.05(日)10:00-12:30 本書全体 次回検討すべき章を2~3選択します
第二回 2025.11.02(日)10:00-12:30 どれか2~3つの章 詳細に検討すべき章を1つ選択します
第三回 2025.12.07(日)10:00-12:30 どれか1つの章 1つの章を取り上げて詳細に検討します
討議回 2026.01.04(日)10:00-12:30    

参考リンク

(第九期) アドラー&ドーレン『本を読む本』のための参考リンク

(第十期) 浅田 彰(1983)『構造と力』のための参考リンク

読書会に参加される方へ

 趣旨文に記した通り、本会の最大の課題は〈哲学者たちが何をどう述べているのか-を知ること〉です。この趣旨に応じて、会のミニマムな課題は「そのテクストには何が書いてあるのか」「著者は何を述べているのか」「著者は何をしているのか」を知ること、に決まります。参加者に「その他のこと(たとえば読者各人の感想など)を語るな」といった制限を課そうとまでは思いませんが、しかしこの読書会にとってはそれらは二の次のことです。

 読書会の最中に、ずっと気にかけておいていただきたいのは、他のひとたちと一緒に読むからこそ使える

という問いです。読書会のスタイルには様々なものがありえますが、本会は、〈そう読める〉理由を お互いに提示しあうことで、そのテクストに何が書いてあるのかを明らかにするという課題に協力して取り組むことを目指します。実際のところ、この作業はそれなりに難しいので、ちゃんとやり始めると「個人の感想」などを述べている暇も余裕もなくなるはずです。

 そのような仕方で他人と本を読んだことがない人のために、以下、読書会へのオリエンテーションとして、ガイドとなる指針を幾つか記しておきます*。

* 読書会のなかで、さらに他の指針も紹介します。
※この欄に掲載していた記事は、拡充したうえで読書会スタッフノートに移動しました。読書会当日までにぜひ一度目を通しておいてください。