酒井泰斗・吉川浩満

非哲学者による非哲学者のための哲学入門読書会

第七・八期
高橋源一郎(2020)『「読む」ってどんなこと?』

高橋源一郎『「読む」ってどんなこと?』

御子柴善之(2015)『自分で考える勇気』

御子柴善之『自分で考える勇気』

作成 20220728|更新 20240828

更新

2024.08.28
哲学の劇場 Youtubeチャンネルの #202 として「プロジェクト紹介ビデオ」の第六弾を作成していただきました。今回は参加者の柿内さん、村上さんをゲストにお招きし、ビフォー/アフターの感想などを伺いました。46分ほどの動画です。
2024.08.21
第2シーズンの参加者募集を開始しました。第7期・第8期の対象文献は、高橋源一郎『「読む」ってどんなこと?』と御子柴善之『自分で考える勇気』です。お申し込みはパスマーケットから。
2024.08.05
コロナで始まりカツカレーで終わりつつある哲学オンラインセミナーがいよいよ活動を停止するそうです。複数開催される解散イベントの一つに酒井も登壇します。会の運営に対し助言をいただいている哲学研究者のなかからライプニッツ研究者の稲岡大志さんにも登壇いただきます。事前申込制です。
2024.05.22
哲学の劇場 Youtubeチャンネルの #192 として「プロジェクト紹介ビデオ」の第五弾を作成していただきました。今回は参加者の大久保さん、大野さん、山口さんをゲストにお招きし、ビフォー/アフターの感想などを伺いました。57分ほどの動画です。
2024.05.12
第6期読書会の参加者募集を開始しました。今期の対象文献は 鷲田清一『哲学の使い方』です。
2024.01.12
哲学の劇場 Youtubeチャンネルの #177 として「プロジェクト紹介ビデオ」の第四弾を作成していただきました。今回は山本貴光さんに 新連載「読むためのトゥルーイズム」の感想などを伺いました。40分ほどの動画です。
2023.12.25
本会の当初からの目標であった雑誌連載が年明けからスタートします。掲載媒体は『文學界』(文藝春秋社)、連載タイトルは「読むための トゥルーイズム ( 自明の理 ) 」に決まりました。2024年1月初旬に発売される2月号から掲載されます。
2023.12.25
2024年2月から第5期読書会がスタートします。これにあわせてホームをリニューアルしました。今期の対象文献は 吉田幸司『「課題発見」の究極ツール 哲学シンキング』です。
第3・4期の頁はこちらに移動しました。
2023.10.01
第4期読書会がスタートしました。今期の対象文献は 千葉雅也『現代思想入門』です。読書会開催日後のお申込みでも アーカイブ配信で追いつくことができます。お申し込みはパスマーケットから: パスマーケット
2023.09.15
「読書会に参加される方へ」に掲載していた記事の主要部分を note.com のスタッフノートに移しました。
2023.09.08
哲学の劇場 Youtubeチャンネルの #165 として「プロジェクト紹介ビデオ」の第三弾を作成していただきました。今回は文筆家の宮崎智之さんをゲストにお招きし、受講の感想などを伺いました。75分ほどの動画です。
2023.05.30
哲学の劇場 Youtubeチャンネルの #155 として「プロジェクト紹介ビデオ」の第二弾を作成していただきました。今回は文筆家の石田月美さんをゲストにお招きし、受講の感想などを伺いました。40分ほどの動画です。
2023.04.18
読書会案内ページの内容を第3-4期向けに更新し、第1-2期の案内ページは 別URL に移動しました。
2023.03.06
第3期・第4期の対象文献を、中島義道『哲学の教科書』、千葉雅也『現代思想入門』に確定しました。

プロジェクト紹介ビデオ

連続読書会の趣旨と概要

この連続読書会は、酒井泰斗・吉川浩満「非哲学者による非哲学者のための(非)哲学の講義」のサブコンテンツであり、 一般向け哲学教育・哲学入門をテーマとする雑誌連載の準備作業として開催するものです。講義については下記案内ページをご覧ください。

趣旨

課題

広く読まれている哲学入門書5~6冊をとりあげ、二つの社会学的な観点から検討します:
  1. 哲学者たちは、外向けには、哲学がどのようなものであると呈示しているか
  2. 哲学者たちは(哲学科に進まない人たちが・講読以外のやり方で)哲学の訓練を行うことについて、どのような具体的アイディアを持っているか
これをもう一歩ブレークダウンした下記観点を携えて、各著作を読んでいきます:

回の進め方と作業目標

想定参加者

開催概要

* 哲学専攻者枠について: 本会は一般向け哲学教育に関心のある哲学専攻者の助力を求めています。哲学分野の博士学位所持者、もしくはそれに相当する研究成果をお持ちの方は無料でご参加いただけます。申し込み時に学位論文の書誌情報(もしくは業績一覧)を あわせてお送りください。
** 読書人会議室(読書人隣り) 〒101−0051 千代田区神田神保町1丁目3-5 冨山房ビル6階 [地図](神保町駅から徒歩3分)

連続読書会対象書籍

第1シーズン(2022年10月~2024年09月)

  1. 梶谷真司(2018)『考えるとはどういうことか――0歳から100歳までの哲学入門』 幻冬舎
  2. 戸田山和久(2020)『思考の教室――じょうずに考えるレッスン』 NHK出版
  3. 中島義道(1995)『哲学の教科書』 講談社
  4. 千葉雅也(2022)『現代思想入門』 講談社
  5. 吉田幸司(2020)『「課題発見」の究極ツール 哲学シンキング 「1つの問い」が「100の成果」に直結する』 マガジンハウス
  6. 鷲田清一(2014)『哲学の使い方』 岩波書店

第2シーズン(2024年10月~)

  1. 高橋源一郎(2020)『「読む」ってどんなこと?:「わたし」の言葉で考え抜け』 NHK出版
  2. 御子柴善之(2015)『自分で考える勇気:カント哲学入門』 岩波書店
  3. アドラー&ドーレン(1940)『如何にして本を読むか』 講談社
  4. 浅田 彰(1983)『構造と力──記号論を超えて』 中央公論新社
  5. ホガート(1957)『読み書き能力の効用:労働者階級の見方』 筑摩書房
  6. 國分功一郎(2013)『ドゥルーズの哲学原理』 岩波書店

参加申込

注意事項

参加資格

以下の条件を満たす方にご参加いただけます。

申込要項

記載事項 注記
 1  氏名 漢字+フリガナ
 2  Googleアカウントに登録しているメールアドレス  (他の参加者には共有されません)
研究会に関する連絡は Google Groups で行ないます。アカウントをお持ちでない方は、こちらから作成してください:
Google アカウントの作成
 3  所属  (他の参加者には共有されません)
 4  専攻もしくは関心、知的バックグラウンド 
 5  自己紹介 

※1, 4, 5は参加者と共有されます。
※連絡のために Google Groups を使うほか、ディスカッションやファイル共有のために Google Drive、Google Classroom などを利用する可能性があります。

スケジュール

※開催日は変更される可能性があります。

第七期: 高橋源一郎(2020)『「読む」ってどんなこと?』 読書会の日程

開催予定日 対象・範囲 課題
第一回 2024.10.13(日)10:00-12:30 本書全体 次回検討すべき章を2~3選択します
第二回 2024.11.03(日)10:00-12:30 どれか2~3の章 詳細に検討すべき章を1つ選択します
第三回 2024.12.07(土)10:00-12:30 どれか1つの章 1つの章を取り上げて詳細に検討します
討議回 2025.01.05(日)10:00-12:30    

第八期: 御子柴善之(2015)『自分で考える勇気』 読書会の日程

開催予定日 対象・範囲 課題
第一回 2025.02.02(日)10:00-12:30 本書全体 次回検討すべき章を2~3選択します
第二回 2025.03.02(日)10:00-12:30 どれか2~3つの章 詳細に検討すべき章を1つ選択します
第三回 2025.04.06(日)10:00-12:30 どれか1つの章 1つの章を取り上げて詳細に検討します
討議回 2025.05.11(日)10:00-12:30    

参考リンク

(第七期) 高橋源一郎『「読む」ってどんなこと?』のための参考リンク

(第八期) 御子柴善之『自分で考える勇気:カント哲学入門』のための参考リンク

読書会に参加される方へ

 趣旨文に記した通り、本会の最大の課題は〈哲学者たちが何をどう述べているのか-を知ること〉です。この趣旨に応じて、会のミニマムな課題は「そのテクストには何が書いてあるのか」「著者は何を述べているのか」「著者は何をしているのか」を知ること、に決まります。参加者に「その他のこと(たとえば読者各人の感想など)を語るな」といった制限を課そうとまでは思いませんが、しかしこの読書会にとってはそれらは二の次のことです。

 読書会の最中に、ずっと気にかけておいていただきたいのは、他のひとたちと一緒に読むからこそ使える

という問いです。読書会のスタイルには様々なものがありえますが、本会は、〈そう読める〉理由を お互いに提示しあうことで、そのテクストに何が書いてあるのかを明らかにするという課題に協力して取り組むことを目指します。実際のところ、この作業はそれなりに難しいので、ちゃんとやり始めると「個人の感想」などを述べている暇も余裕もなくなるはずです。

 そのような仕方で他人と本を読んだことがない人のために、以下、読書会へのオリエンテーションとして、ガイドとなる指針を幾つか記しておきます*。

* 読書会のなかで、さらに他の指針も紹介します。
※この欄に掲載していた記事は、拡充したうえで読書会スタッフノートに移動しました。読書会当日までにぜひ一度目を通しておいてください。

読書会に関するよくある質問

Q1.自分は論理的な思考が苦手なんですが、参加しても大丈夫でしょうか?
A1.主催者としては全く問題ないのですが、ご自身について心配されているのは具体的にはどんなことでしょうか。それを教えていただけたら、もっと別の返答ができるかもしれません。
Q2.少人数に分けたディスカッション、グループワークに類することを行う予定はありますか?
A2.ありません。基本的には
  • 主催者提供レジュメによる内容の確認
  • 事前のホワイトボードや当日の口頭質問などによる疑問・コメントの収集と、参加者全員での検討
が主となります。