06.01.30

春の研究例会のご案内(エスノメソドロジー・会話分析研究会)pdf: 44k

http://weblab.seijo.ac.jp/yminami/site05.html (南研究室)
E-mail: kashida[at]ias.tokushima-u.ac.jp(樫田研究室)
▼1 日程と会場
▼2 企画の紹介 1日日2日日
▼3 プログラム
 エスノメソドロジー・会話分析研究会(略称:EMCA研)では、毎年春に研究例会を,開催しています。今年は、3月6日(月),7日(火)の両日にわたって龍谷大学深草校舎にて行います。くわしい内容は下記の通りです。資料代(会員500円、非会員1000円)は必要ですが、予約は不要です。どなた様も奮ってご参加下さい。
 なお、事前登録は義務ではありませんが、ワークショップを充実したものにするために、参加者情報を集めたく思います。以下の5項目を順番に記した電子メールを、3月4日正午までに樫田(kashidaat[at]ias.tokushima-u.ac.jp)まで、件名「リサーチ・メソッドワークショップ参加希望」としてご送信下さい。ご送信頂いた内容は、森田氏に転送いたします。
※送信をして頂きたい5項目
1)氏名
2)所属
3)リサーチワークショップに求めるもの
4)現在調査しているフィールド=なるべく具体的に=
5)分析に用いている方法論

1. 日程と会場

▼2.企画の紹介(敬称略)

○コーディネーター(研究例会担当世話人): 樫田美雄(徳島大学)・秋葉昌樹(龍谷大学)・五十嵐素子(光陵女子短期大学)

◎初日:3月6日(月) 午後 (12:30から受付開始、13:00〜17:30 [→詳細プログラム]

★リサーチ・メソッド ワークショップ:『アーバン・エスノグラフィー:在日ブラジル人児童の事例研究から』
○プレゼンターのプロフィール:
森田 京子 Kyoko Morita, Ph.D.
ペンシルベニア大学大学院修了 教育人類学博士
 University of Pennsylvania, Graduate School of Education, Philadelphia PA, USA
 Ph.D. in Educational Anthropology, 2002
修士課程で社会言語学、異文化コミュニケーション等を学んだ後、博士課程でフレデリック・エリクソン博士の指導の下、アーバン・エスノグラフィーの訓練と論文指導を受ける。専門は教育人類学と社会人類学で、主に日本社会のエスニック・マイノリティーを研究している。特に、定住マイノリティーのエスニシティー、アイデンティティー、文化適応プロセスに関心がある。現在、単著のエスノグラフィー(2006年前半, 新曜社より刊行予定)を執筆中。2006年4月から、青山学院大学大学院(「エスノグラフィック・メソッド入門」)等で非常勤講師を務める。
◎趣旨と内容:
前半は、森田京子氏によるエスノグラフィー・ワークショップとして、
 [1] エスノグラフィーとは何か、
 [2] どのようにフィールドワークをするのか、
 [3] 入手した情報をどう扱ったらよいのか
の三点を中心に、アーバン・エスノグラフィー(都市民族誌学)を概略的に説明する。具体的には、エスノグラフィーの特長と制約、調査・分析での留意点、現代のエスノグラフィーに特徴的なマイクロ分析とマクロ的視点との融合までを解説する。方法論の概念にとどまらず、長野県の公立小学校でフィールドワークをした経験に基づき、具体的な事例を盛り込んで実践的な解説に努める。また、このような調査研究アプローチによって何が見えてきたかを、在日ブラジル人児童の事例研究から発表する予定である。
 後半は、コーディネーター担当世話人の五十嵐がコメンテーターとして「研究計画の立て方」から「現場へのフィードバック」まで、エスノメソドロジーの立場から論点を提出して、フロアをも交えた形で議論をする予定。

◎2日日:3月7日(火) 午前(8:30から受付開始、9:00〜12:30 [→詳細プログラム]

★テーマ:エスノメソドロジーの応用可能性の検討=工学の場合、教育学の場合=
◎趣旨と内容:
 前半は工学系の応用可能性を検討する。山崎敬一(埼玉大学)&葛岡英明(筑波大学)のお二人からのプレゼンテーションをうけて、垂水浩幸(香川大学)からのコメントを元に議論を行うこととしている。
 後半は教育学系の応用可能性を検討する。秋葉昌樹氏チーム(龍谷大学教員および学生)による演劇的教育学研究の実践報告をうけて、松本健義(上越教育大学)からのコメントを元に議論を行う。
 最後に総括的議論を行う。エスノメソドロジーの可能性を拡げる研究会にしていきたい。

▼3.プログラム(変更時には、研究会公式サイトにて表示)

◎初日:3月6日(月) 午後(12:30から受付開始、13:00〜17:30)
12:30……受け付け開始(資料代の集金と資料の配付)
13:00……挨拶(担当世話人)
13:05……リサーチ・ワークショップ「アーバン・エスノグラフィー:在日ブラジル人児童の事例研究から」(森田京子)(発表85分): 冒頭に参加者からの自己紹介を行う可能性あり。
14:30……会場参加者からの質問とそれへの応答(20分)
14:50……休憩(20分)
15:10……コメンテーターからのコメント──エスノメソドロジーとの比較を中心として──(五十嵐素子): ・研究計画の立て方、現場へのアクセスの仕方、参与観察の仕方、帰納的分析の手順、ジャーナリスティックなアプローチとの違い、現場へのフィードバック等々(15分)
15:25……報告者からの回答(第二報告に相当)(45分)
16:10……会場参加者からの質問とそれへの応答(20分)
16:30……総括(五十嵐)(10分)
16:40……近況報告(全参加者、一人1分程度)
17:10……事務連絡(明朝の予定、教育マテリアル収集への協力依頼、秋の企画の打診・提案募集)
17:30……初日終了予定時刻
◎2日日:3月7日(火) 午前(8:30から受付開始、9:00〜12:30) 共通演題:エスノメソドロジーの応用可能性の検討=工学の場合、教育学の場合=
 8:30……受け付け開始(資料代の集金と資料の配付)
 9:00……挨拶(担当世話人)
 9:05……第一報告:(発表60分、会場質疑5分) 工学の場合(山崎敬一・葛岡英明)
10:10……コメント(10分) 垂水浩幸(香川大学)
10:20……討論
10:40……休憩
10:50……第二報告:(発表60分、会場質疑5分) 教育学の場合(秋葉昌樹チーム)
11:55……コメント(10分) 松本健義(上越教育大学)
12:05……討論
12:25……総括(司会)
12:30……二日目終了予定時刻

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