こうした「低次」の批判の意外な有効性が、その後の「68年の思想」における「身体性の次元」の復権という論点へとつながっていく。しかしその源流は、「19世紀の、また20世紀初頭の偉大なソフィストたち」(Luhmann 87:5)(カーライル、マルクス、ニーチェ、フロイト)のうちに求められるべきだろう。